マーケティングに興味があるけれど、どのように勉強すべきか悩んでいるという方は多いのではないでしょうか?
マーケティングを1から学ぶ方にオススメなマーケティングビジネス実務検定。
この記事ではマーケティングビジネス検定についてご紹介していきます!
マーケティングビジネス実務検定は、初歩的な内容から実務に活かせる専門的な知識まで身につけることができます。マーケティングの勉強をはじめたい方は参考にしてみてください!
マーケティングビジネス実務検定とは?
国際実務マーケティング協会が2005年からはじめた検定で年に4回実施されるマーケティングビジネス実務検定。
資格の種類としては3種類あり、難易度順にC級、B級、A級となります。
検定で問われる内容は幅広く、以下の知識をメインに出題されます。
- 大枠のマーケティングという概念自体
- 戦略
- 消費者行動の理解
- リサーチ方法
- 情報戦略
- マーケティングの実例
- 実務
基本的な知識だけでなく、時事問題や実際に業務で用いられる知識まで出題されるため、満遍なく知識を身につけておくことが大切です。
また比較されやすいのがマーケティング検定です。
マーケティング検定は2017年10月に誕生したばかりの新しい検定になります。
一方でマーケティングビジネス実務検定は、2005年に創設された歴史の長い検定です。
したがってマーケティングビジネス実務検定の方が権威があり、もしもどちらを受験するのか迷うのであれば、マーケティングビジネス実務検定の受験をオススメします。
マーケティング検定の問題の方が相性がよいという方は、ムリにマーケティングビジネス実務検定を受ける必要はないでしょう。
マーケティング検定においても、マーケティングの知識は身につきますし、資格としても使うことができるからです。
どちらの検定を受験するべきか悩んだ際は、ご自身の相性などで選ぶのもよい方法といえます。
マーケティングビジネス実務検定A級B級C級の難易度は?
マーケティングビジネス実務検定は、A級、B級、C級と分かれておりそれぞれ難易度が異なります。
種類 | A級 | B級 | C級 |
難易度 | 上級者向け | 中級者向け | 初心者向け |
問われる知識 | マーケティング戦略 | オペレーション知識 | オペレーション知識 |
業務レベル | マネジメント・戦略 | 運営業務 | 定型業務 |
C級
マーケティングの勉強をはじめたばかりの初心者にオススメなのがマーケティングビジネス実務検定C級です。
その理由としては最も難易度が低く、まずはC級から受験するのが一般的。
マーケティングの知識全般を問われるため、幅広い知識を知っている必要があるマーケティングビジネス実務検定C級。
オペレーションに関する知識を身につけられるC級を取得すると、定型業務が可能になるといわれています。
B級
マーケティングビジネス実務検定B級はC級よりも難易度が高いです。試験で問われる内容も定型業務レベルから業務の運営ができるレベルに設定されています。
初心者がいきなりB級から挑むには難しいです。
C級と問題の出題範囲が被る箇所があるためC級からしっかりと勉強することが対策にもなります。
B級はオペレーションに関する知識に加えて、
- マーケティングトレンド情報
- グローバルマーケティングや法規
などについても出題されます。
実務経験がある方などは自分自身の実力を試すために、B級から受験してみてもいいかもしれません。
A級
マーケティングビジネス実務検定A級はマネジメントや戦略を考えることができるレベルとなっています。
B級まではオペレーションができるかが問われる試験です。
A級からは以下2点などが試される試験になります。
- マーケティング戦略をしっかり立てられるか
- 意思決定の正確さ
A級はマーケティングビジネス実務検定における最高難易度。
取得することが難しく相当な知識と勉強時間をかける必要があります。
マーケティングビジネス実務検定A級B級C級の勉強時間は?
マーケティングビジネス実務検定の資格を取得するには、どれくらい勉強時間を確保する必要があるのでしょうか?
マーケティングビジネス実務検定C級から順に、A級を取得するまでにかかるおおよその勉強時間について説明していきたいと思います。
種類 | A級 | B級 | C級 |
勉強時間 | 約100時間 | 約60時間 | 約50〜60時間 |
取得にかかる期間 | 2〜4ヶ月 | 1〜2ヶ月 | 1〜2ヶ月 |
C級
マーケティングビジネス実務検定C級の試験に合格するために必要な勉強時間から紹介していきます。
C級はマーケティング初心者向けの試験で幅広い知識が求められるのです。
そのため60時間程度の勉強時間が必要だといわれています。
1日1時間勉強する場合はおよそ2ヶ月かかり、1日2時間以上勉強できる場合だと約1ヶ月で合格できる計算
ただある程度の基礎知識をすでに持っている方であれば、これよりも短時間の勉強で資格の取得が可能だといえるのではないでしょうか。
B級
マーケティングビジネス実務検定B級を取得するために必要な勉強時間は、C級を持っている方であれば30時間から50時間ほどで合格を目指せると思います。
もしも、マーケティングの知識がない初心者の場合、C級取得者と比べて倍以上の勉強時間が必要になってくるでしょう。おおよその目安として60時間〜100時間の勉強時間は確保して、試験に臨むことが好ましいといえます。
A 級
マーケティングビジネス実務検定A級の勉強時間に関しては、C級やB級よりも難易度が高いため、100時間程度の勉強時間を確保する必要があるでしょう。A級は過去問が少ないため問題集や通信講座などをしっかりと活用し、試験に挑むことが大切になります。
マーケティングビジネス実務検定A級B級C級の合格率は?
マーケティングビジネス実務検定には3種類あるとお話しました。ではそれぞれの合格率はどれくらいなのでしょうか?
実は公式の合格率は発表されていません。なので推測によるおおよその合格率について紹介していきたいと思います。
種類 | A級 | B級 | C級 |
合格率 | 約40% | 約50% | 約50〜60% |
年間の試験回数 | 1回 | 3回 | 4回 |
C級
最も難易度の低いC級といえども、多くの知識が問われるため合格率はそこまで高くないでしょう。マーケティングビジネス実務検定C級は50%〜60%ぐらいの合格率だと思われます。
B級
マーケティングビジネス実務検定B級はさらに難易度が上がり、初心者が受験した場合は合格が難しいといえます。実務経験者やC級取得者であれば50%ほどの合格率だと考えられます。
A級
マーケティングビジネス実務検定A級は最も難易度が高いです。
マーケティングの知識に加え、戦略的思考や記述での回答が求められるため合格率は格段と低くなるでしょう。おそらく合格率は40%ほどだと思われます。
マーケティングビジネス実務検定いきなりB級は受けられる?
マーケティングビジネス実務検定を転職の際に資格として提示するために、初心者向けのC級よりも手っ取り早くB級から取得したいと考える人もいるでしょう。
ではマーケティングビジネス実務検定B級から挑戦することは、可能なのでしょうか?
実はB級から受験することは可能です。
実務経験などがある方は実力試しに受験するのに適しており、いきなりB級から挑戦する方もいます。マーケティングの勉強をはじめたばかりの初心者の場合も同様に、B級から挑むことができます。
事前の知識が初心者は乏しいため、いきなり合格を狙うことは厳しいかもしれません。
過去問や参考書を使って勉強をしながら、問題の傾向に慣れるためにB級から受験し、数回の挑戦で合格を目指す戦略の方がよいでしょう。
【まとめ】マーケティングビジネス実務検定をA級までの道のり
マーケティングビジネス実務検定A級を目指すのであれば、C級の取得をまずは優先し、順番にB級まで合格することを目標とするのがよいでしょう。
B級はC級と出題範囲が重なっていることもあります。
しっかりとC級の勉強をしていればB級の受験でそこまで苦労することはないはずです。
A級はB級やC級の知識を基本としつつ、応用的な時事問題への理解も重要になります。
そのため新聞や資料などで時事問題に関する情報を掴み、しっかりと分析しておく必要があるでしょう。
またA級の過去問を解いて対策することも忘れずに行ってください。A級の検定試験は年に1度しか実施されていません。年3回試験が行われるB級や年4回のC級と比べると過去問数自体かなり少ないです。
過去問の数が少ない分、しっかりと繰り返し解くことで傾向を掴みやすくなるといえます。
A級では記述式の問題が多いです。長年の実務経験を元に答えを導き出さなければならない問題なども出題されるため、実務経験の有無も合格には関係してといえるかもしれません。
実務経験がない方は、オフィシャルサイトで紹介されている通信講座や通学講座などを受講するのがベスト。
講師の方に質問しながら理解を深めていくという方法もぜひ検討してみてください。