自サイトの運営が難しくなり、売買をすれば「儲かるのでは?」とお考えの方もいるでしょう。
購入側も売却側にもメリットがありそうなサイト売買。
でも本当にそうでしょうか?
今回はサイト売買の失敗例やオススメの売却方法をご紹介します。
サイト売買の失敗例7選!
サイト売買では多くの失敗例があります。
中でも7つの失敗例は多く、「買って損をした」という場合もあるでしょう。
外注費や手間のかかるサイト作りになっていた
購入するサイトが外注サイトであれば、かなりの知識がないと自分自身で運営するのは難しいと思います。
ちょっとしたところを直したいと、発注するとかなりの費用がかかります。
完成度の高いサイトを購入した場合のメリットは、購入者側がカスタマイズする必要がないと考えるでしょう。
しかし、さまざまな理由でカスタマイズする必要や定期的メンテナンスは常に必要です。
Webサービスを売却する場合は、外注サイトよりも個人が手掛けたサイトの方が便利なこともあります。
技術的な面の対応も可能かどうかを考えてください。
アフィリエイトサイトの場合、ASPとの担当者との引継ぎが面倒
仲介役ともいえるASPは、アフィリエイト運営者独自の方法が取られていることもあります。
自分に合った方法でアフィリエイトを行いたい場合は、そのようなサイトを探す方が手間がかかりません。
ただし、アフィリエイトはASPが必要なので、新しく契約をし直すなどの手間がいります。
実際の売上が違う
交渉時の話で聞くと、月間売上がよく、「儲かるサイトだ」とつい買ってしまいがちなサイトがあります。
しかし実際に購入すると、月間売上どころか閲覧数まで違ったケースです。
これは交渉時に情報を共有していると防ぐことができます。
決して相手の言いなりにならないように注意しましょう。
サイトの情報だけ盗まれて買われない
こちらは売却側が被害にあうケースです。
購入する気を見せておいて、さまざまな情報を聞いてくる購入者。
売却側も売ろうとサイトの情報をやり取りしてしまうこともあります。
「相手が必ず購入する」とわかるまでは、サイトの情報は流さないようにする必要があるのです。
Googleによりペナルティを受ける可能性のあるサイトだった
急にサイトの検索順位が下がった、Googleから「不自然な被リンク」としてペナルティを受ける可能性があったという被害もあります。
売却側がSEOだけを目的とした自作自演のリンクを作成していた場合はとくに注意が必要です。
ペナルティを受けるサイトは以下のようなものです。
- 独自コンテンツのない質の低いページ
- サイト上に不自然なリンクの設置
- フォントのサイズが小さい
- 過剰にSEOのキーワードを埋め込んでいる など
手動ペナルティの場合はGoogleサーチコンソールで調べることができます。
サイトの構造に問題がある
売買するサイトはトップページから商品やサービスの紹介にわかれているでしょうか?
また、その商品・サービスの価格がすぐにわかるでしょうか?
このようにしっかりとしたコンテンツが用意されているサイトかどうかを客観的に見てください。
あなたが見にくいサイトであれば、閲覧数は期待できません。
売却後に売上が下がる
売却後に売り上げが下がる原因として次のようなことがあります。
- 購入後のGoogleのアルゴリズム変動による順位の下落
- 広告案件が停止してしまった
1つの商品やサービスを提供していると広告案件が停止しやすいです。
できれば複数の商品・サービス展開が可能なサイトを選びましょう。
サイト売買に失敗しないために
サイト売買に失敗しないためにはどうすればいいのか?これが一番の問題です。
購入側はできる限り、相手のサイトを調べる必要があります。
売却側の言葉だけを信じて購入するのは危険です。
中古ドメインは使わない
購入したサイトのドメインをそのまま使いたい時には、慎重に選択してください。
URLがサイトの内容と異なっていると不自然なものになってしまいます。
同じようなサイトを経営する場合は、譲渡されたドメインを使うのもいいでしょう。
交渉は収益情報の共有をする
交渉時には必ずアナリティクスのアクセス状況や収益情報の画面をキャプチャしてもらうなど、情報を共有することが大切です。
買収を相手に伝えた後は、アナリティクスの権限を付与をしてもらいましょう。
また、あなたが売却側の場合も、収益情報を購入側と共有すると信頼され売却しやすいと思います。
仲介業者を利用する
個人間でのサイト売買のオススメはしません。
かなりのトラブルが多いからです。
最近ではサイト売買業者もたくさんあるので、検討してください。
売却側の手数料は無料の業者も多いようです。
オススメのサイト売買
まとめ
サイト売買は個人間ではなかなか難しいのが現状です。
やはりプロの仲介業者を通して購入することをおすすめします。
サイト売買は信頼が第一となります。
「相手を信頼できない」と思った場合は、取引を中止してください。
最近では海外通販サイト「 ebay」セラーアカウントも購入できるようになりました。
自社製品やサービスを世界展開したい人はこちらの利用もよさそうです。