「コンテンツマーケティング」と「デジタルマーケティング」を同じようなものだと
考えておられる方も多いでしょう。
しかしこの二つには「マーケティングの対象とする範囲」に違いや特徴があります。
今回は「コンテンツマーケティング」と「デジタルマーケティング」について詳しくお話しましょう。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは対象や分野が大きなものとなります。
いわば、情報を流すあらゆる方法の総称です。
Webサイト、ECサイト、Eメール、SNS、動画、スマホアプリ、ネット広告などで インターネットを利用したもの。
新聞広告、雑誌広告、チラシ、DM、セミナーなどペーパー広告を利用し、 実際に手に取ることができる媒体を利用したもの(展示会も含みます)
これら全て含んだものをコンテンツマーケティングと呼びます。
インターネットが使えない人にとっては、折り込みチラシやDMなどが立派な情報源となるのです。
コンテンツマーケティングは、インターネットだけでなく、ペーパー媒体も活用できるので、より多くの人に提供する商品やサービスを見てもらうことが可能です。
もしあなたの提供する商品やサービスが地域密着型なら、インターネットで情報を流す必要はありません。
タウン誌などや新聞の折り込み広告などペーパー媒体を利用すればよいのです。
しかしペーパー広告の作成やDM郵送など、費用や手間がかかります。
とくに顧客が増えれば増えるほど、手間や費用がかかってきます。
Webサイトの活用とペーパー媒体を使い分けるとよいでしょう。
地域密着型ならペーパー広告だけでも、十分に成果が出る場合もあります。(飲食店・工務店など、小規模で行っているお店)
またあなたの提供する商品やサービスを地域にも全国にも流したいのなら、インターネットの活用と、ペーパー媒体の二つを組み合わせるのがよいと思います。
このようにインターネットサイトの必要性・ペーパー媒体の活用、あるいは両方を利用し情報を流すなど、あなたにとっては何が必要なのかしっかりと検討してください。
必要のないものを利用すると、出費が多くなるだけではなく、効果を実感できないでしょう。
デジタルマーケティングとは
デジタルマーケティングとはコンテンツマーケティングの中の一つと考えるとよいでしょう。
こちらはインターネットに特化したもの、または商品販売のターゲットが全国の場合なら、もっとも有効な方法です。
デジタルマーケティングは、コンテンツマーケティングの中のインターネットのみのマーケティングです。
スマホやパソコンを使ったWebサイト、ECサイト、Eメール、SNS、動画、スマホアプリ、ネット広告などのことを言います。
今ではこのデジタルマーケティングの方だけを利用している人も、多いのではないでしょうか。
またWebサイトの更新・既存顧客への案内などは簡単にネット操作で行えますから、手間をかける時間や費用は少なくなります。
他のサイトを利用して、バーナーを貼り付けもらうこともできるので、さらに多くの人に目を通してもらえる可能性もあります。
中にはネットショップを利用し、購入した商品が届くと別の商品のチラシも入っていることがありますよね。
このようにデジタルマーケティングを上手に使っているショップも多く存在します。
もし、あなたの提供する商品やサービスが、インターネットに特化したものでないなら、
コンテンツマーケティングの利用を考えた方がよさそうです。
コンテンツマーケティングとデジタルマーケティングの大きな違いは5つ
この二つには大きな違いがあります。
①ターゲット
◎コンテンツマーケティング ・多くの年齢層をターゲットにできる
・インターネットのみの活用、ペーパー広告のみの活用、
あるいはその両方を使いわけ、ターゲットを限定する
ことができる。
・地域、全国に向けて情報を発信できる
◎デジタルマーケティング ・年齢層が限られるサイトもあるが、不特定多数の人に
見てもらえる
・多くの人に情報を発信できるので、ターゲットを
絞らなくてもよい
②購入方法
◎コンテンツマーケティング ・Webサイトや電話で購入できる
◎デジタルマーケティング ・主にWeb上で購入できる
③顧客を集める方法
◎コンテンツマーケティング ・新規顧客を増やす方法がいくつもある
◎デジタルマーケティング ・インターネットのみで集客する
・新規顧客を簡単に増やすことができる
④コスト
◎コンテンツマーケティング ・ペーパー媒体を使った場合は広告費用が多くなる
・Webサイト、ペーパー媒体、またはその両方などの
選択ができるため、必要なコストを決定できる
◎デジタルマーケティング ・サイトを立ち上げてしまえば、それほどの費用を
かけずに済む
⑤商品・サービスの提供方法
◎コンテンツマーケティング
商品やサービスを全国だけでなく、ペーパー媒体を利用し地域販売することも可能
◎デジタルマーケティング
・インターネットに特化した商品やサービスだけを販売ができる
・全国的な商品・サービス販売が可能
まとめ
これらを比較するしてみると
◎コンテンツマーケティング
・インターネットを活用し情報を流すものや、ペーパー広告などを利用し情報を流すもの
・その両方を使い、情報を流すもの
◎デジタルマーケティング
・インターネットのみを活用し情報を流すもの
違いをあげれば、簡単にはこんな感じでしょうか?
集客率をあげるには、ネットサイトの活用とペーパー広告の両方を利用するコンテンツマーケティングがよいでしょう。
コンテンツマーケティングはWebサイト・ペーパー媒体の両方を活用すると、地域もターゲットの対象にできるので、さらに範囲が広がります。
ただし、あなたの提供する商品やサービスによっては、コンテンツマーケティング・デジタルマーケティングのどちらを利用すればいいのか変わってきます。
◎コンテンツマーケティング
・Webサイトを活用し商品やサービスを全国に流し、チラシなどで地域にも販売したい場合。
・小規模で行っている飲食店や工務店などはコンテンツマーケティングの中のペーパー広告や電話勧誘などだけで情報を流せる。
◎デジタルマーケティング
・商品やサービスがインターネット特化しているものや、店舗がネット上のみ、全国販売したい商品・サービスがある場合
・ネット限定の商品がある場合
目的によっては、ペーパー広告や電話勧誘だけでも効果が期待できますので、あなたの商品やサービスをどの範囲まで販売したいのか見極めてください。